…しょぼい…流石5分で建てられただけの事はある。
BALLS達がせわしなく動き回る。
出撃を待つI=Dが並ぶ。
駆動の根幹を制御するソフトウェアの基板が次々と製造されて行く。
中では猫と人の共同作業によって、I=Dが作られている。
別名フィーブルアイランド。
生産設備のほか、各種施設・データリンクシステムを有する多目的要塞。
地下通路によって共和国環状線フィーブル駅とも連絡しており、場合によってはシェルターとしても使用が可能である。
…前大戦中に開発された秘密兵器とかが眠っている可能性も。とか言ってたら、本当に派生した。
海岸面積が広いフィーブル藩国は漁業が盛んである。
出入りする漁船(らしきもの)が見受けられる。
猫毛のような金色のルーディス麦が風に揺れる。
スーパーテクノロジーによってあっと言う間に加工完了。
栄養満点。鮮度そのまま封入。みんなまっしぐら。非常食なのに……
今日もいい天気のようだ。
市民の憩いの場として親しまれている。
奥には歴史資料館を兼ねた役所が見える。
ちなみに移設されたオーガスト婦人像もここにある。
人知類の男性と恋に落ち、遭難したその人を来る日も来る日も待ち続けた猫知類の女性の像。
猫知類と人知類の友好の証であり、その物語は涙なしには語れない。
ホテル・フィーブルは、他国交流を意識した大型宿泊施設である。共和国環状線からのアクセスもよい。
最上階は無料の子供用遊戯施設、一階はマジで美味い漁港直送の魚料理レストラン、地下は大人向けの瀟洒なバーとなっている。
各種テナント、観光施設から貿易関連企業も入っている複合施設。
共和国環状線と連絡通路で結ばれており、アクセスも良好。
展望階からの景色は絶景。
代々のフィーブル王家の住居。
国の端の高台に位置しており、表の羊ノ丘以外からは断崖絶壁をクライミングしなければ入城できない。
こじんまりした作りがフィーブル王家っぽいが、拠点としての特色が色濃い地形利用の実践型城塞でもある。
現在も政務に使われている他、一部は開放されており、表門の羊ノ丘と合わせて観光地としても賑わっている。夕日を背にした眺望は一見の価値あり。
攻撃力は持たないが、データリンクシステムにより、戦況を素早く把握する事が可能である。
この弱小国が戦域になるとは考えにくいが、備えあれば憂い無し。百発百中の狙撃能力で国の空を守る。
今後戦闘があれば対グレイハウンド等に役立つだろう。
核攻撃クラスの爆撃を防ぐことを目的とした避難シェルターと、いくつもの隔壁に守られた地下軍事拠点の複合構造体である。 これによって戦時中は籠城戦を行い、同盟国の援軍を待つのが戦い方になるかも知れない。