タイトル | : 農業データベース・序文とか |
投稿日 | : 2010/09/11(Sat) 02:23 |
投稿者 | : へぽGS |
思いついたものを30分で書いたもの。
まぁこんな感じのものをイメージしてます、ということで。
新アイドレス作業のノリで書いているので提出用記事としては不適格かも?
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「何かどの国も色々やってますよねぇ」
フィーブル新聞社の社長室。もとい作業室。
社主であるフィーブル摂政にして、稀代の新聞屋、戯言屋が長年取材してきた資料が整頓されている。
机の上に並べられているのは、各国の農業に関する情報だった。
共和国の、そしてNWの腹を満たすべく、飢えることの無いために、各国が独自に長年知恵を絞ってきた分野だ。
裏をかえせば、とりたてて藩国境を超えた連携が取られていた分野ではない。
かつてのニューワールド農業組合、通称NACは農作物における流通問題を解決し、適切な市場を構築するのに多大な貢献を果たしたが、農業技術の発展という分野においては一過性に過ぎなかった。
「それを体系化出来れば、農業という産業がもう一段階上のステップに進むことが出来るねう」
「それをデータベースとして運用し続ける事が出来れば、各国独自の農業は、共和国の農業として新生し、発展を続けていく事が出来ます」
暗闇に現れるシルエット一匹と一人。 いや、謎にするまでもなく、摂政の久織えにると、作業担当として呼ばれていた文族のへぽGSであった。フィーブル的に言えば、いつもの人たち、という。
「それじゃ、やってみましょうか。農業データベースの作成」
戯言屋の何気ない発言が元になって、そうしてフィーブル藩国は前代未聞の事業にとりかかった。
***農業データベース(仮。カッコいい略称募集中)の開発
農業データベースとは、それまでNW各国で独自に発展してきた農業技術を集積、分析して構築される、農業分野における特化型文殊とも言える統合データベースである。
あくまで各国独自に発展してきた技術、知識を取りまとめ、それを全ての農業国が利用出来るように整理する。
その意味するところは、農業における教科書であり、参考書であり、百科事典であり、攻略本の作成である。
データベースに取りまとめられた情報は、データベースを利用する国であればネット接続を介して閲覧することが出来、情報産業が未開の国に対しても、書籍の形で販売する事が決定された。
なんといってもその辺、365日新聞刷ってる会社があるのは強かった。
肝心の情報集積には、戯言屋がこれまでまとめた取材情報に加え、各国に情報提供を呼びかけるモノとした。
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